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06:52:52 | | page top↑
はじめの一歩
2008 / 04 / 07 ( Mon )
日本人は、基本的に
イベントが大好きだと思います。

正月から始まり節分、ひな祭り、
花見、端午の節句etc...

で、正月といえば初詣じゃないですか。
紙切れ一枚で一喜一憂するわけです。

新年を気持ちよくスタートできるかは、
正に紙一重といったところ。

でも、僕は今年
初詣に行ってなかったんですよ。

というのも、正月は風邪ひいてて、
家で寝転がって過ごしていたんです。

その後も色々あったりなかったりで
初詣に行くタイミングを失っていました。

でも、何だか今日、
無性に初詣に行きたくなったんですよ。

今朝は十一時半と、最近の僕の起床時間と比べると、
驚異的に早い時刻に目が覚めたので、
よっしゃ行ってやろうと意気込んでいたのですが、
冷静に考えると今日は入学式でした。高校の。

どうりで早く起こされるはずです。
ちなみに十一時半起きは遅いとか、そういった
言葉は受け付けておりません。悪しからず。

まあ、高校の入学式。

まさか入学式から遅れたり無断で欠席したりはまずいでしょう。
教師の心象最悪です。

母に訊くと、一時までに学校に行かねばならないそうです。
が、式自体は一時二十分から始まるそうで、
何でそんなに早く集まるんだ…とか思いつつ準備を始めます。

母の作った朝食を食べ、顔を洗って歯を磨き、
トイレにも行き、買ったばかりの制服に腕を通します。

鏡を見ると、制服を着ているというよりは、
制服に着られていました。

全部終わって時計を見ると、
時刻は十二時三十分。

自転車で行けば、余裕で……あ。
今日、雨じゃん。自転車無理じゃん。

しかも家には車はありません。

ねえ、どうすんの? どうすんのよ? と母に訊ねると、
「タクシーを呼ぶ」とのこと。

ならば安心です。
タクシーだったら…まあ、十分くらいでつくでしょう。

安心しつつも、そわそわしている僕をよそに、
母はお経を読み始めます。余裕です。

お経を読みつつ、
「タクシーの電話番号見といて」と母。

僕は了承し、タウンページの
タクシー会社の項を開いて待ちます。

やっとお経が終わり、
時刻を見れば十二時四十分。

今からタクシー呼んで…
ギリギリ間に合いそうです。

そういえば中学の入学式も時間ギリギリで
走って行ったな…と、思い出していました。

電話のボタンを押している母にそう言うと、
母も「そうだったね」と笑います。

しかし…
小学校のときは問題なく式に参加し、
中学校のときは遅れかけて息を切らせ参加。

で、今年は雨の中ギリギリで参加?
…なんか、年々悪くなってるな…。

その事を母に言うと、
母も「そうかもね」と顔をそらします。

…この分だと、
大学の入学式が怖いです。

とかまあ、そんな会話をしているうちに
タクシー会社に電話がつながり、
「今日入学式で…一時までに○○高校に…はい…▲▲まで」
電話を切りました。

母の話では、すぐ来るそうです。

時計を見ると、
時刻は十二時四十五分。

若干、不安はあったのですが、
すぐ来るそうなので外に出てタクシーを待ちます。

タクシーを待ちながら母と会話。

「それにしてもギリギリやね。ホンマに間に合うかえ?」
「大丈夫。大丈夫」
「余裕やねえ」
「お母さんは予定組むとき、ギリギリになるのも計算して組むき」
「……普通、逆でね」

五分くらい経ったでしょうか。
来ないんですよ、タクシー。

僕は不安がすごいくらいになってたんですが、
母はまだ余裕の表情。

また五分くらい経ったでしょうか。
どこにも見えないんですよ、タクシー。

僕は完全に頭が言い訳を考えるモードになっていたんですが、
母は「大丈夫…大丈夫…」と自分に言い聞かせています。

さら五分ほど経ち、近くの学校の
一時を知らせるチャイムが鳴ります。

僕は我慢の限界がきており、
母は絶望的な表情を浮かべています。

「もう一回電話してみたら?」

母はケータイを持っていないので、
うんとうなずくと一旦、家に帰ります。

僕はこりゃネタになるな~とか考えながら、
母が外に出てくるのを待ちます。

電話を終えて帰ってきた母の話を聞く限り、
どうやらタクシーに指令が行ってなかったみたいです。

どういうことかと言いますと、
本部の方に確かに電話はしたんですが、
それが車の方に伝えられておらず、
誰も家に向かっていなかったそうなんです。

これには僕も呆れると同時にちょっといらっときて、
雨で傘をぬらしておきました。これでタクシーもぬれるぜ、へへ。

しばらく待つと、やっとタクシーが。

この運転手がまた腹の立つ人でして、
お金取るんですよ、僕らから。当然か。

高校に着くと同時に傘も差さず走る僕ら。
小降りになっていたのが幸いでした。

完全に遅れていたので教師陣も怒るかな、と思っていたんですが、
優しく式の行われている体育館へ誘導してくれました。

移動しながら先生が言うには、
「今、校歌歌ってるところかな」

そうか、つまり式は始まってるのか。

生徒の方はどこに座るかが決められているらしいので、
座席表を貰います。

うん、えらく前の方です。前から三番目。

校歌が終わるのを待って体育館に入り、
一つだけぽっかりと空いた席へ。

腰を丸めてこそこそやってたら怪しまれそうなんで、
逆にピンと背筋をはって行ってやりました。

その後は滞りなく式も終わり、
クラスごとに分かれてのホームルームも問題なく終了。

それで帰宅なのですが、腹の立つことに、
雨も上がっておりました。

最初から晴れだったら自転車で行けてたのに。

まあ済んだことは仕方がないし、
今朝から猛烈に行きたかった初詣に行こうと思い
家に帰って私服に着替えてさっそく神社へ。

本当は百円入れたら紙が出てくるおみくじをやりたかったのですが
すでになくなっていたので、仕方なく筒を振って棒を出し、
そこに刻まれた線の数で占う方のおみくじをやります。

でもま、おみくじなんか当てにならないよな
とか思いつつも、楽しんでやりました。

結果は「下ノ下」でした。
気分が沈みました。

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23:11:38 | 雑記 | トラックバック() | コメント(2) | page top↑
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コメント
--無題--

おみくじwwwwwww
入学式に遅れるって・・・。
とりあえずタクシー会社に損害賠償w(ry

ん?違う?
by: Ask * 2008/04/08 22:28 * URL [ 編集] | page top↑
--Re:--

おみくじは、ある意味空気読みすぎですよねw
そんなコトもあるんだな、と吃驚ですよ。
むしろ慰謝料では(ry
by: 夜川 * 2008/04/11 22:54 * URL [ 編集] | page top↑
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